【製品について】 イギリス Wharfedale社の8インチ ( 20㎝ )、フルレンジ スピーカー、8” Bronze Model 。背面のデカールからもわかりますように、組込みバージョンではなく、単体で販売されていたユニットです。pairでの出品になります。 Wharfedaleのフルレンジ・ユニットは、アルニコ・ゴールド・マグネットからアルニコ・赤バン・マグネットへ、そしてフェライト・マグネットへと移行していますが、特に、今回出品の8” Bronze Modelは、ごく初期のもので、一般的に出回っている、中・後期の同モデルとは、幾つかの点で異なっています。(中・後期の製品) ○コーンの作りはシングルコーン・タイプ。(ダブルコーン・タイプ) ○エッジはフィックスド・エッジ。(クロスエッジ) ×端子は一般的なハンダ付けタイプ(ターミナル・タイプ) 音質的には、Wharfedaleのアルニコ・モデルらしい、水彩画的な美しさが魅力。イングランド・トーン特有の気品の高さを感ずる、上質な音楽を聴かせてくれます。新しいフェライト・タイプのもつ音の浸透力には及びませんが、そのかわり音の柔らかさ、温かさに魅せられるユニットです。また、フィックスド・エッジらしく、反応速度の速さもなかなかのものです。さらには、これまでダブル・コーン・フルレンジや２、３wayを聴きつけてきた耳には、シングル・コーン・フルレンジの素直で素朴な音質は、とても新鮮でした。(当然、その分、最高域の伸びは少し後退しているとは思いますが。) 使い方としては、マルチ・ウェイ化せず、これ１本でゆったりと音楽を愉しまれるのが良いと思います。エンクロージャーも後面開放や平面バッフルで、コーン紙に負担をかけず、ユニットの素の音を大切に聴かれることをお薦めします。また、駆動するアンプについては、能率はかなり高いことから、小出力でかまいませんので、音質的に良質なものを使っていただければと思います。 ユニットの取り付け穴の位置は、ネジ穴対角で、19.5cm、８インチユニットの標準サイズになっています。 【商品の状態について】 ○コーン紙やセンターキャップ、フレーム等、特にこれといった傷みは見受けられません。時代を考えると、かなり状態は良いと思います。 な△ケーブルの取り付け端子に一カ所補修痕があります。(元々の端子より使い易くなっていますので問題はないと思います。) ○DCRは揃っており(公称インピーダンス15Ω。16Ωの扱いで良いでしょう。)、音圧差も、通常の使用で問題のない範囲に収まっています。 【その他】 発送はヤマト宅急便、1ヶ口になります。送料着払いでお願いします。 ジャンク品としての出品ではありませんので、輸送中の何らかのトラブルで、製品としての機能に問題があったり、状態が説明と著しく異なったりした場合、2週間以内に、その旨ご連絡いただければ、返品は受け付けます。 なお、同時に、趣味の音響製品を何点か出品しておりますので、よろしかったら、そちらもご覧ください。